鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

黒点病を知る3(ぼかし肥料編)

【好気性】と【嫌気性】の話が出たので私の作っているぼかし肥料を紹介します。
狭い土地でも作れるように工夫をしてます

まず米ぬかをつかったぼかしをつくります
米ぬかはイネ科にいるバチルス菌(納豆菌等)と相性がよく米ぬかだけでも発酵しますが私は資材のバチルス菌も入れてます
その時は基本【好気性】の発酵となります。【好気性】の発酵は温度によりますが結構早く処理されます
ポイントは頻繁にかき混ぜて酸素を与えることです
すると甘い甘酒のようなにおいになります

私はこれをもとに油粕やコーヒ粕、堆肥等も発酵させています。
米ぬかの時ほど頻繁にはかき混ぜません
ただ、基本がバチルス菌ですので発酵時に水分が出ます
腐敗菌が繁殖しない程度にかき混ぜています
その時の匂いは黒砂糖にかすかにぬかみそ(酸味)のようなにおいがします
ちょっとコーヒー牛乳のようないい匂いです

それを植木に少量撒きます
しばらくしてマルチングをかき分けると
アルコール臭がします

匂いから以下のように分析してます
・甘酒のようなにおい(糖に分解【好気性】)
・黒砂糖とぬかみそ(【好気性】メインと【嫌気性】)
エステル臭(メイン【嫌気性】と【好気性】)

材料は
油粕:窒素を多く含みます。かなり効果あります。
米ぬかぼかし:発酵促進剤(おもにバチルス菌です)
コーヒーカス:多孔質で微生物に住処、保水性・保肥性が向上、毎日でるので随時追加
※発酵前は対ナメクジに効果あり
馬糞堆肥:馬フンともみ殻ついでに入れてる

定期的にあげる少量の有機タイプの肥料は黒点病予防にも効果があります。