寺西菊雄氏の「ブルースハープ」
無農薬向きではありません
バラの家さんでは
タイプが出てませんが
多分、タイプ2になると思います
育ててみて
黒点病:普通
樹勢:強い
うどんこ病:かからない
耐暑性:強い
※無農薬にするとどういう訳だがうどんこ病にかからなくなります
正直、農薬を使えば
育てやすいバラの部類に入ります
無農薬で「ブルースハープ」を育ていると
・梅雨の途中から黒点病で葉を落とす
・その後、黒点病を患いながらも復活をする
・夏剪定時に勢いよく芽吹き、そこそこ開花
(本来は多花タイプ、秋は返り咲き程度と言われているが、うちは春も秋もそこそこ咲いている感じ)
・長雨さえ降らなければなんとこさ頑張っている
(本来はこの時期は葉を結構落とすが、近年少し丈夫になり、11月23日の時点でちらほら黒点病になっている程度になった)
ダメになった葉は段階的に様子を見ながら間引き、新しい葉に再生をさせてます
特に夏剪定後に樹勢に勢いが出るのでそこで多くの新しい葉を再生させてます
無農薬の場合、基本
・黒点病にかかりづらい品種にする
・黒点病は普通レベルだったら樹勢の強いものを選ぶ
「ブルースハープ」は後者のタイプに属します
「ブルースハープ」は交配は
「ラプソディーインブルー」と「マダムバイオレット」
「ラプソディーインブルー」は濃い紫で素敵だが暑さに弱いと言われる品種
兄弟が「スイートセレナード」(寺西氏の作品、「ブルースハープと種違い、ツル性)
こちらの方が「ブルースハープ」より「ラプソディーインブルー」に近く
「ラプソディーインブルー」より耐暑性があると言われてます
私は木立タイプの「ブルースハープ」を選びましたが
いや~素晴らしい!!
やはり寺西菊雄氏のバラって感じです
「ラプソディーインブルー」の魅力の1つが色合いですが
「ブルースハープ」は「ラプソディーインブルー」より
ピンクの色合いは強いです
しかし発色と花脈が素晴らしく
昆虫の構造色のような発色なんですが
これは写真では本当に無理ですね
花びらも「ラプソディーインブルー」「スイートセレナード」よりしっかりしており
見た目よりも雨に強く、長持ちします
※「ブルーフォーユー」は「ラプソディーインブルー」に近い花びらだと思います
花持ちはよくありません
そして蕾が開花する瞬間はどういう訳だか高芯咲きのような美しさ
徐々に開いた八重のウエーブの形も芸術的
その中にある黄色シベも美しい
その後、どんどんブルーイングする色変化が美しく
※ブルーイングには美しいものとそうでもないものがあります。
「ブルースハープ」のブルーイングはとても美しいです
散る直前には花びらが大きく外に巻かれカクタス咲きのように変化します
※これによって劣化し黒く変化したシベが見えずらくなります
この美しい経過を楽しめるのが秋ならではですね
写真は咲き始めの姿