鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

勉強(ペレポスト講座-序章1)

「ペレポスト」とは宇井清太が生み出したランの栽培方法
詳しくは下記のサイトをみてほしい。

ペレポスト栽培 ラン菌による炭素循環栽培法

大変勉強になるサイトなのだが

正直、かなりわかりづらい。
まずブラウザの関係だろうか?レイアウトが崩れている。
膨大な量のためどこから読めばいいのか迷ってしまう。
ラン栽培の上級者なのでわからない専門用語も多い。

だが、書かれている内容は素晴らしく
また「ペレポスト」を知り、利用するため
自分なりに理解したいという目的のためにこの項目を作成する。

あくまでも上記のサイトを理解するため自分の学習用。
もし参考にする場合は上記のページを中心に併読してほしい。

ペレポスト:ラン菌による炭素循環ラン栽培法
序章

http://www.cymbi-mogami.co.jp/kouza1.htm

【ペレポストとは】

宇井清太が生み出したランの栽培方法に使用する用土(※1)のこと。
他の植物にも応用ができる。

ペレポストはコンポスト(堆肥)のことだが
説明では用土という意味で使う。

ペレポストは通称「SUGOI-ne」とも呼ばれている。

※1:ランの用土
ランに使用する用土の代表的なものは
ミズゴケ、バーク、杉皮、軽石がある。

【ランは菌根植物】

植物の根は生育に必要な水や養分を吸収する役目がある。
その根は菌類(カビ)が共生しており、その菌類のことを「菌根類」とよぶ。
実は多くの植物はこの菌根類と共生しており、特にランはほとんどの栄養をこの菌根類に依存している。

ペレポストの原点は
「葉を持たない、光合成できないプロトコーム(※2)が、なぜ生きられるのか?」という発想から生まれた栽培法。

ランの自生地ではラン菌とランの共生という生態系のネットワークがある(「コラム:炭素循環システムとは」を参照)。

しかし、巷で言われるランの栽培法は、水ゴケ、軽石、バーク、杉皮という単純な生態系の用土で育てる方法のため、多くのランが衰弱し、やがて枯れてしまう。

枯れるから商売が成立するという視点ではなく、植物が喜んで生きる栽培法こそ、本当に望ましい植物栽培であろうと考え、宇井氏はペレポストと使った「菌類との共生に着目した栽培法」を生み出したのである。

※2:プロトコーム
ランが発芽するとき、胚から成長分化する途中につくる球形の細胞塊。
ランの種子の多くは、発芽後、まずは球状に肥大した「プロトコーム」と呼ばれる状態になり、その後、葉や根に分化していく

 

*********コラム:炭素循環システムとは*********

植物は巧妙である。

枯れ葉を落とすとき、僅かばかりの養分(炭素化合物)を残したまま落とす。
そうすることにより、材木腐朽菌、昆虫、ミミズなどが、これをエサにし、枯れ葉を分解する。
そうして作られた僅かな糖(糖質)がやがて植物のエネルギー源となり、命を燃やして子孫をつないでゆく。

この材木腐朽菌による枯れ葉の分解を最も功妙に利用したのが、菌根植物であるラン科植物である。

ラン科植物ほどでないにしても、地球上の陸上に自生する植物は、
全て、この枯れ葉の炭素循環システムの中で生き続けている。

枯れ葉は、腐葉土ではない。

あくまでも「枯れ落ち葉」「植物死骸」である。
葉緑素の残る青い葉ではなく、また青い葉野菜クズ、家庭ゴミでもない。

ラン菌(材木腐朽菌)による炭素循環というのは
あくまでも葉緑素のない枯れ落ち葉、植物死骸である。

なぜなら植物は養分が蓄積されている緑の葉を
リストラするほど愚かではない。

もったいなくて、絶対にそんなことはしない!

それは自然が過酷だからである。
枯れ落ち葉で材木腐朽菌を養殖しているのである。

まだ使えるものをゴミとして無造作に捨てるのは、
人間のみである。
自然界に産業廃棄物などはない!
人跡未踏の原生林の林床をみれば以上のことを観察することが出来よう