鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

バラを購入1(発送編)

私は主に「バラの家」さんで
バラを購入しています
とてもおススメのセーナリーです

「バラの家」さんは農薬を使って栽培してます
場合によっては屋内で管理されている場合もあり
到着してからバラに環境になれるまでを紹介していきます
あと他のショップとの違いですね

「バラの家」さんでは
到着日と時間が指定できます
これ、かなり大切です

京成バラ園」さん等は
発送の指定がいっさいできなく
発送する前に届くメールのみです

働いている方はバラを受け取れない可能性があります
もちろん荷物は「再配達」はできるんですが
この「配達」という行為はバラにかなりストレスがかかります

あと予約販売等で10月から順次という
発送をされるお店もあります
これは剪定された大苗がほとんどです

一番発送に適しているのは
2月に送られてくる「大苗」です
「バラの家」さんの場合2月~3月上旬
しかも発送前にいつ届けてよいか?確認のメールが来ます

「大苗」発送でここまでやってくれる場合も少ないです

まず10月発送で困ることは
10月だと冬剪定をした枝から芽が出てしまうこと
すると芽吹いた芽が病害虫を来季に持ち越してしまいます

また芽をだすためにはエネルギーが必要です
10月だと根がすこしづつ休眠に移行しており
芽を出すエネルギーは枝から供給されることが多いです

病気を持ち越さないため
2回の芽吹きを必要とすると
バラが結構弱ります

あと一度あったんですが
届いた大苗が芽吹きと同時に枯れこむことがあります
この場合、根に問題があることが多いです
下記の記事を参考にしてください

冬の大苗がいきなり枯れこむ「みかも」
https://hati8chang.hatenablog.com/entry/2022/06/05/184433

「冬の大苗」以外の時期の発送は
とても注意が必要です

まず「新芽」を芽吹いた状態のもの

新芽は発送中の温度や湿度にかなり弱いです

特に注意なのが
うどんこ病に弱い品種」
ようはムレに弱いんです

枝が充実する前の
新芽は枝がクタ~となるケースが高いですね
夏場は水切れの可能性がありますが
一番多いのは通気性の悪さと温度の高さ

なので届いたバラ苗は早く開封してあげてください
特に赤ちゃん時代の「新苗」
温度の高い時に届く時はかなり要注意で
場合よっては枯れます

ちなみに私が購入して新芽がクターとなっていた品種
・6月中旬発送(河本バラ園バレッタ大苗)
・9月中旬発送(河本バラ園リナルド中苗)
・9月下旬発送(寺西菊雄氏ローズオオサカ中苗)

またクターとなった場合
数日後に下部の部分の葉が黄色に変色することもあります

・河本バラ園「バレッタ」大苗、下部葉一部黄色に変色
・河本バラ園「リナルド」中苗、下部葉一部黄色に変色
・クターとなっていないが禅ローズ「乙女心」中苗、、下部葉一部黄色に変色

一番、被害が大きかったのは「乙女心」
来たときは結構よい状態でしたが
2~3日後くらいに発症しました

葉が黄色に変色する現象は
根のストレスです
発送が原因の場合は発送後、2~4日くらいで現れます

原因は様々で暑さ、ムレなど

これらが今後育てる時のポイントにもなります
まず、水加減に注意が必要

河本バラ園「リナルド」は今は大丈夫になりましたが
発送到着後、なんか元気がなかったです
「バラの家」さんから発送された苗は「さすがプロ!!」という申し分ない苗
しかしなんかグズッとしているんです

実はその前から育ていた河本バラ園「バレッタ」が似たようなタイプで
河本バラ園のバラをよく知らない私は

「バラに根腐れなんて滅多に起きない!!」と思ってましたが
河本バラ園さんのバラは違いました
根にストレスがかかっている時、根腐れを起こしやすいかもしれません

そういうバラの場合
管理の方法が2種類あります

よく土が濡れているのにクターとなってしまうバラ
「クリムゾングローリー」様がいます
こちらの場合は逆に新鮮な水をたっぷりあげて酸素を届けてあげると
クターとなった首がシャンとします
※うちはすべて鉢バラの露地無農薬栽培です

ちなみに「クリムゾングローリー」様は
うどんこ病や暑さに弱いタイプ
なのに根性があるバラ

リナルド」「バレッタ」はちょっと似ていて
丈夫さは全然違うけど「ブルーフォー・ユー」にも似てます

葉の形状が似ているんですが性質も共通している部分もあり
「ブルーフォー・ユー」はちょっと乾き気味にするため
鉢のサイズをバラの大きさに比べて小さくしてます
来年は少し鉢を大きくする予定です

なのでものすごく弱くなった「ブルーフォー・ユー」をイメージし
管理したところ

リナルド」はちょっとだけ復活しました
今は他のバラと同じように水をあげています
かもたまに夕方に「水が足りないよ~」というほどになりました
これは根の状態がよい状態なった証拠です

葉が茎からすぐとれる現象があったんですが
それが改善され、しかも新しい葉は厚みを増してきました

残念ながら「バレッタ」は相変わらずダメなママ
「丈夫」だと過信しすぎた結果
可哀そうなことをしましたが
リナルド」を育てるにあたってよい先生になってくれました

今は「黒点病」の発症元みたいな状態になっており
来季は鉢をダウンして管理する予定
しかし枝の枯れこみも始まっており
もしかしたらダメになるかもしれません

今はそれも考えて花も咲かせてます
ダメになったらダメになったで仕方がないと割り切りました
それに手間をかけて育てるほどのでもないですね

手間をかけている寺西氏のバラは
手間をかける甲斐のある素晴らしい花を咲かせてくれます

また「バレッタ」に似ているバラに
「ロードライトガーネット」がありますが
そちらの方が数倍花が美しく耐病性も高いのでおススメ