鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

クリムゾングローリー

銘花中の銘花だと思っています
うちでは「クリムゾングローリー」様とお呼びしてるっす

「パパメイアン」「オクラホマ」など
黒バラの交配親になっているバラです

誕生した時はあのビロードの花弁
深い赤は衝撃だったといいます

品種改良が進んだ現代のモダンローズは
「クリムゾングローリー」様より素晴らしいバラは
山のように存在しますが

ただ、あの香り…
あの香りだけはいまだどのバラも越えられずにいます
ダマスクとフルーツの塩梅が特別素晴らしいのです
なんだろう?
あの炭酸を思わせるようなすがすがしい後にある香り
フルーツ香なんだけど
あれがたまんないのです

開花している最中はひたすらフガフガと嗅ぎ倒しています

ただあまり花をつけると株が弱るので
ある程度したらカットして今度は室内でフガフガ

あの匂いは本当にたまりませんね

※ちなみに似た香りでの2番手候補は「パブロック」「アンダーザローズ」

匂い以外ね…
いわゆる短所ですが
樹勢が横張りでね
暴れますよ
あ、「ローズシナクティフ」ほどではないです

無理やり針金(パンのねじねじ)とか使って
あまり横にいかないようにしてます

パンのねじねじはね
クレマチスとか留めるので常備しているんですよ
それを枝が柔らかいうちに支柱で固定

花はそんな感じで横向きで咲いたりしてますよ
でもいいんです
香り目的ですので

花持ち悪い方で
写真にあるあの美しいのは一瞬
すぐパカーンとなってしまいます
シベも鑑賞タイプではないですよ

耐病性はうどんこ病に弱いタイプだと思います
窒素系の肥料を少なめにして少ない量で回数を上げる感じです
無農薬だと発生率は少なくなってきますね

黒点病は普通ですね
無農薬だと普通にかかっています

弱いタイプのバラでないので
細かいことにこだわらなくマメにお世話をすれば
無農薬でもOKだと思います
まあ、無農薬向きではありませんけど

もっとも気を付けるべきことは
暑さです
夏ですね
黒バラは全般的に暑さに弱いんです

花びらがチリチリって言われますけど
鉢だと根もかなり弱るので我が家では涼しいところに避難

基本、黒バラや紫系のバラは耐陰性も弱いのですが
日本の夏にも結構弱いんです
「ノーヴァリース」は葉が黄色変色するほど
ただ、「ノーヴァリース」はでかいので秋に復活しますが
「クリムゾングローリー」様に関しては
季節によって頻繁に場所を変えています

ムレにも弱く
土が濡れていても
クターとなるときがあるので
その時は新鮮な水をジャバジャバあげます
するとシャッキンとなり復活します

横に咲いてる「クリムゾングローリー」様、葉は「スイートセレナード」