鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

バラの蕾や花の害虫(秋編)

色々といるが我が家に出没する
花や蕾を狙う虫を紹介する
※葉をメインに狙っている虫は除外している

【予防法】
●見つけたら捕殺
ニーム木酢液を散布
●蕾をなでる

蕾を暇さえあればなでている
これにより害虫の発見率
また、産み付けられた卵をつぶす(落とす)ことができ
意外に効果的である

またなでることで蕾の状態やダメな蕾もわかる

ダメな蕾とは
●虫が食べてしまっている
●形が変でちゃんとした花が咲かない

では、虫たちを紹介する

【バラゾウムシ】
ようやくついた蕾
それを食い荒らしてしまう憎き虫

しかし無農薬でバラを育てているが
意外に被害が少ない

木酢液ニームのニオイが
お嫌いらしく
割と被害は少ないのである

これは憶測だが
匂いに敏感な虫なんだろうなと
だからバラの蕾が好きという
グルメ虫なのかもしれない

落下という逃亡を試みるので
発見したら落ちる場所に手を添えると捕殺率が高まる

コガネムシ
色々な意味で憎い虫
バラが弱る、枯れるのほとんどの原因は
幼虫の根切り虫のせい

見つけたら即刻捕殺
つかまえて手でつぶすには無理があるので
靴で踏みつける

【ヨトウムシ】
蕾も葉もなんでも食べている模様
クレマチスやバラも堪能している

【アシブトホソオビクチバ】
かくれんぼの天才
夏あたりから秋によく目撃するのだが
夏はスズメバチたちがハムシ系を一層してくれるが
このアシブトホソオビクチバは見逃してしまうケースが高い
昼間はジッとしているからか?
ハムシだってジッとしているけど?

憶測だが
植物との共生関係であるスズメバチはまず植物が出す
食害にあっている信号がわかるんだと思う

昼に食害をするハバチ類
食害をうけるとバラがSOSの信号を発し
それを目安にスズメバチは大まかな場所を把握
正確な位置は視覚を頼りに狩りをする

しかし夜、葉を食べるアシブトホソオビクチバの場合
その信号が少ないのと昆虫たちの視覚で捉えにくい
巧みなかくれんぼ術で天敵たちをやりすごしている

で、夏剪定が終わったあと
新芽を食べちゃう困る虫なんだけど蕾も食べてる

【アブラムシ】
春にくらべて少ない
蟻がいると大抵いる

【アザミウマ】
咲いた花の花粉を食べているよう
花びらにシミをつける

無農薬の場合は大量に発生する
切り花にして飾る場合は
蕾がほころんだらすぐカット

雨などで咲いた状態のものを切り花にする場合は
逆さにして出てきたところを振って落とす
色の薄いバラでみるが赤バラにいるのか?見えないのか?

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ここからはあまりバラ本でみないマイナーな害虫たち

【ルリマルノミハムシ】
花粉や花びらを食べるんだが
花びらの根元を食べて花も散らす困ったちゃん
白系の花がよく狙われる

ヒメマルカツオブシムシ
バラだけでなく白い花全般狙われる
特にオルレアの被害がひどい

【オオタバコムシ】
秋に発生する蕾や新芽を食べる犯人
今年は特に被害が大きい
蕾の半分以上をダメにするほどの被害を出す