2024年春のバラ園(その2)
引き続き「横浜イングリッシュガーデン」
この時期の鑑賞目的のバラは「みかも」です
「クリムゾングローリー」の血を引いた
香り豊かな赤から濃い紫に代わる
小林森治氏のバラ
くすんだダーク紫に青みが含み
それが野暮ったい印象もあるのですが
他にけっしてない色合いで独特なムードがある
ツルバラ(正確にはシュラブ)
返り咲き性が低いので
この時期にしか見ることができません
私は午後に伺いましたが
できたら午前中の方が素晴らしい芳香が味わえると思います
この時期は割高になりますが
早朝チケットがあります
大好きな「ラプソディインブルー」
その血の流れを組む「ミステリューズ」
濃い紫系は暑さに弱いので
花がチリチリになります
特に近年の日本はやたらに暑い日があるため
「ラプソディインブルー」はまさにこの時期が見頃です
「ミステリューズ」と似ていて
赤みが強いのが「アンダーザローズ」
このバラは刺が凄いのですが
さすが「ブランド名」を名乗ることができる
本当に素晴らしいバラです
ロサオリの「オデュセイア」
思ったより花が小さかったです
秋に大きくなるのかもしれません
木村氏が自信作というのもうなずけます
よかったのが「ミネルバ」
あまり売ってない香りバラで
ただ花は暑さには弱そうですね
デルバールの「ルタンデスリーズ」に似てました
※「ミネルバ」の方がやや青みが強い
個人的に楽しみにしていたのは
「つるたそがれ」「紫の園」
↑「つる たそがれ」
「たそがれ」の育種家の小林森治氏と記載されているサイトが多いですが、
「つる たそがれ」育種家は井上謙二氏です
「たそがれ」の枝変わりだそうです
園外にはなんと寺西氏の「ペーパームーン」や「ブルーシャトー」!!
ちなみに「ペーパームーン」は「たそがれ」より丈夫だと言われてます
しかしあまり販売されていません
もっと丈夫にした「紫の園」の流れを組む
「ミッドナイトヨコハマ」
河合氏が育種したもので
販売の方にたくさん置いてました(大苗)
この「ミッドナイトヨコハマ」は本当に素晴らしく
暑さには少し弱いのですが耐病性も高くなり
※鉢を日光にあたらないように
しかも「たそがれ」系の花もちのよさ
※八重系バラは花期が短いものが多いのだが
「たそがれ」系は花期が長い
意外だが「緑光」もその系統
自由シュラブで細い枝にバランスよくまばらに花をつけ
コンスタントに順番に開花していきます
雨が降っても首がダレないのが良いですね
※枝が細いのでダレても絵になるタイプのバラです
↑我が家の「ミッドナイトヨコハマ」です。
4月終わりからずっとこんな感じで花がついてます。
まだしばらく楽しめそうです。