鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

寺西菊雄のブルースハープ

寺西菊雄氏のバラの第四弾は
ブルースハープ」です

「ラプソディインブルー」シリーズ(交配がらみ)は結構好きで
その中でも「ブルースハープ」はおススメです

私はこのシリーズで育てたことがあるのは
「ミステリューズ」
「スイートセレナード(処分)」
「ソニャドール」

ちなみに元となったバラ
「ラプソディインブルー」は育てたことありません
理由は暑さに弱いからです

うちは都内23区で夏は猛烈な暑さ
バラはもちろん
アジサイなどが悲鳴をあげる暑さ
毎年何種類かのクレマチスは枯死しています

ちなみに「マツムシソウ」も好きなのですが
暑さに弱いため枯死してしまいますね

まず「ミステリューズ」と
「ソニャドール」ですが
こちらはよく似ています

まだ育てて日が浅いので
育てるために集めたデータを
織り交ぜ説明します

耐病性は「ソニャドール」の方が強いです
大きく育つ品種ですが
冬剪定をしっかりして
木立的にコンパクトに育てています

暑さには耐性はありますが
日陰で育てています
様子をみて場所を移す予定です

「ミステリューズ」の方が暑さに弱いようです
黒点病にはやや弱い気がします
しかしトータル的には育てやすいバラですね
うちは狭いのでこちらもコンパクトに育てています

上記の品種より
私にとってはずば抜けて良い!!と感じるのは
ブルースハープ」です

この品種の中では花もちが一番よいです
そして色ですね
特に冬前の色が最高です

「ミステリューズ」はこの時期は開花しませんが
「ソニャドール」は少し開花します

ブルースハープ」は秋や冬も開花するので
特有の色味がもっとも美しくでる冬でも活躍します


樹形ですが
「ミステリューズ」と「ソニャドール」は
ツルよりのシュラブ

ブルースハープ」は木立てです

ここで処分した「スイートセレナード」の説明をします
こちらは黒点病で弱ってしまったので処分しました
ツル性が強く黒点病が出てしまうと
下にいるバラに黒点病が感染しやすくなるためです
※無農薬で育てていました

「スイートセレナード」が
一番「ラプソディインブルー」に近いと思います

花持ちは悪いのですが絶え間なく開花し
ツルとして伸びやかに勢いもあります
やや日陰気味にした方が青みが強くでます

しかし「ブルースハープ」の方は
※実は「スイートセレナード」と兄弟です

「マダムヴィオレ」の影響で
あまり日陰向きではなく日向で育てた方がよいです
理由は開花率の悪さと黒点罹患率の悪化です

また日向で育てても
鮮やかな紫の発色が強く
退色をしていく過程が美しいです

しかしもっとも美しいのは秋の寒い時に咲かせた時ですね
ものすごく美しいブルーになります

ブルースハープ」ですが、写真だと美しい色味が難しいです

後ろにいるよく似たクレマチスは「レッドスター

 

「ミステリューズ」です。後ろクレマチスは「彗星2号」

後ろのツルバラは「アンダーザローズ」です
こちらもすこし紫がかる美しいバラです

 

秋の「ブルースハープ」です。
見た感じはもっと青いのですが、写真が下手ですみません