大変青みが強いバラです
ロサオリの「ブルーグラビティ」と
比べながら説明します
「亜欧」は大輪で「ブルーグラビティ」並みに青いです
今回ロサオリが青バラの発表を急いだのは
この「亜欧」の存在もあるかな?と思います
バラの家さんのタイプ2
「ブルーグラビティ」と同じですが
バラの華やかさでは
「亜欧」の方が上です
花は河本バラ園的な
繊細な風貌なのですが
枝ぶりはマッチョ
「ブルーグラビティ」は
ちょっと「ノヴァーリス」的な
スタンダードローズ気味に
なってしまいますが
あちらより品やかなで
花もよい位置で咲いてくれます
葉の間隔があくところは
「ミスティーパープル」の面影を感じます
私が「ブルーグラビティ」の好きなところは
花弁の丈夫なところ
他のバラと比べてもかなりの逸材です
「亜欧」は花弁はデリケートです
雨で汚れてしまいます
従来の「青バラ」の花びらが溶けるまではいきません
耐病性は「ブルーグラビティ」の方が上
「亜欧」の方が黒点病の感受性が強いです
うどん粉病はなってないですね
「亜欧」は昔のハイブリッドティーのように
葉がやたらにでっかいですね
耐暑性は低いと言っている割には高い方だと思います
新葉が焦げ付いてないです
※残念ながら2024年7月19日に新芽が焦げてました
同じような新芽をもつ「ブルーインパルス」はまだ大丈夫なので
耐暑性は低いかもしれません
このタイプは「ブルームーン」のように
日照より温度優先ではなく
日照と風通しを優先した方がよいタイプかな?と思いました
※ブルームーンは暑さに弱いので夏を考えて午前中の光があたるところにいます。黄変して葉が落ちるタイプです
「亜欧」は「ミスティパープル」に似て
日照に対する要望は強いですねガッチリした骨太な「ミスティーパープル」です
※花形は違います。
※「ミスティパープル」もそうですが、日が当たらないところは黄変しやすく黒点病の感受性が高くなります。「ミスティパープル」よりデリケートです
まず新芽の展開の仕方も「ミスティパープル」に似てますね
「ブルーグラビティ」も「ミスティパープル」に似てますが
枝の展開や葉の間隔の開き方です
ブルーローズの耐病性をあげるためには
「ミスティパープル」の存在は欠かせないのかな?と感じました
もちろんこの「青バラ」の土台は「小林森治」氏なしでは語れませんけどね
ミスティパープル(河本純子)の交配
オンディーナ(小林森治)
パープルレイン(河本純子)