変な顔の花だな～と
思っていた「ブルーグラビティ」が
ようやく美しい花をつけるようになりました
「ブルーグラビティ」は青バラです
青バラは耐病性などが弱く
大変育てにくいのですが
「ブルーグラビティ」は普通のバラと同じくらいの耐病性という
革命的な青バラです
青バラのカテゴリーはあいまいで
・紫も含めると考えるタイプ
・紫のバラとは独立して考えるタイプ
ちなみにうちの青バラは
「しのぶれど」を青バラの基準とし
それより紫は「紫バラ」または「濃い紫」として考えてます
ちなみに「しのぶれど」は
「ブルーバユー」を親にもち
場合によっては「ブルーバユー」とそっくりで
結構、青味が強いんですよね
「ブルーバユー」より耐病性があり
しっぽり咲くとカップが強くなり
あっさり咲くと「ブルーバユー」のようになります
難点は「ブルーバユー」と同じで花が雨に弱いところ
これは同じ流れを組む「ノヴァーリス」も同じ
さてうちの青バラ分類ですが
「ブルーグラビティ」「ブルーインパルス」「しのぶれど」「リラ」
「トワイライトヨコハマ」「ブルーミスト」「グランブルー」
「ミスティパープル」「ノヴァーリス」「サマルカンド」「ブルーフォー・ユー」「やくもたつ」
紫バラは
「シャドウオブザムーン」「シュリンクス」「ラフメイカー」
「ローズシナクティフ」「カインドブルー」
「ニューウエーブ」「スイートムーン」「ブルームーン」
「ブルーライト」「シルフィシルフィ」「マチネ」「プロローグ」
濃紫
「ブルースハープ」
さて「ブルーグラビティ」の話に戻りますが
「ブルーグラビティ」は無農薬にも耐えてましたが
最近では殺菌剤を使ってます
鉢増しも行い株が育ち
良花をつけることができたんだと思います
青バラの起源は「小林森治」氏
途中「河本純子」氏が「小林森治」氏のバラから
別の青バラを派生させます
「ブルーグラビティ」は河本さんの流れも感じるタイプです
まず河本さんの作出した「ミスティパープル」は
あの色（パープルとありますが結構青い）で
びっくりするほど丈夫なのです
ちなみに今井さんの「グランブルー」も
結構青いです
こちらは小林さんの流れと寺西さんの流れを感じます
小林さんのバラは育てたことないのですが
多分「ブランブルー」は小林さんのバラよりは丈夫だと思います
バラの家さんのタイプ別だと多分タイプ3
黒点病には弱いんですが樹勢がほどほどあります
殺菌剤を撒いても黒点病に罹患しますね
おススメは治療効果のある抗菌薬がよいです
※このバラは毎週消毒をしているので治療薬は制限回数が超えてしまい予防薬を使用しています
あとうちだと今の時期日照が足りないようです
日照の条件によって弱いバラはすぐ黒点病になります
日照こそ最大の消毒薬です
寺西さんの「やくもたつ」はものすごく難儀しながら育ててます
バラの家さんではタイプ3ですが
タイプ3よりタイプ4では？って思うほど
バラの家さんから送られてきた新苗は
6月の後半の状態で新苗より小さく、根腐れもしてました
正直、バラの家さんがこれだとかなり難しいんだな～とかなり警戒し育てました
すぐ薬害（殺菌剤のみです）がでますので
撒く温度帯や違う種類の薬剤は注意です
殺菌剤を撒きながらほかの殺菌剤のパッチテストが必要です
殺菌剤は書いてあるより20％薄めて使用
涼しいところにおいても葉が焦げます
水の吸い上げが遅く、夏で週一での水やり
雨はできるかぎり軒下
秋ごろからだいぶ丈夫になりましたが
高さの割に根が少なく油断ならないです
秋に花を咲かせようと思います
ただものすごくスローで花が咲く前に寒波がひどくなりそうです
以上、私の青バラライフは
「小林森治」氏のバラより丈夫な品種なのに
こんな状態なのです
そのため、「小林森治」の世界にはおいそれいけません
「小林森治」の青バラはある意味
バラの変態たちのものです
癌腫発現率もかなり高く
苦労して育てた挙句、癌腫が！！というバラです
ちょっと油断したら枯れ込んでしまい
弱ったらなかなか戻らない
（ちなみに強靭なバラも弱ったら戻すのはかなり難しい）
花が咲かないのは当たり前
花が咲いたら枯れ込んでしまう
そんな難儀なバラの頂点が
「小林森治」氏の世界
その青バラの世界で
「ブルーグラビティ」は普通のバラと同じように育てられるのは
まさに奇跡なんですよね～
ちなみに「ブルーグラビティ」が登場するまでは
「ミスティパープル」がすげ～って言われてました
※ちなみにリラはまだ咲かせてないので
（初動が遅くなかなか大きくならないがどうも丈夫）
花色情報があいまいですが「しのぶれど」くらいかな～と思っています
ちょっと縁が雨と暑さで痛んでますが「ブルーグラビティ」です。割と雨にも強い方ですよ。ちなみに青バラは雨にかなり弱いものが多く、花ビラが腐ったり溶けたり当たり前のようになります
