花の名前によく登場する「エジンバラ」
オールドローズになるのかな?
深紅の「デュークオブエジンバラ」
このバラ、親が
「ジェネラル ジャックミノ」という
赤バラの祖先の貴重なバラ
この親から香り、花付きを受け継いだ
「デュークオブエジンバラ」は
いまだに人気があるバラです
クレマチスでは白八重タイプの
「ダッチェス・オブ・エジンバラ」
春のクレマチスの白系の開花はまず
中輪の「ユキオコシ」からスタートします
そのあとに大輪の「ダッチェス・オブ・エジンバラ」が開花
大変ゴージャスなクレマチスですが
私は「ダッチェス・オブ・エジンバラ」を
うまく育てることができません
暑さに弱いのかな?
子であるローズレッドの「レッドスター」の方が
丈夫だな~と思います
「ダッチェス・オブ・エジンバラ」のあと
白の大輪の「アークティック・クイーン」の開花が始まります
こちらは「ダッチェス・オブ・エジンバラ」を丈夫にさせて
よりゴージャスになった品種
おススメです
さて「エジンバラ」の話に戻りますが
「エジンバラ」とは何か?
名に「エジンバラ」とあると
なんだか気品を感じるのは
何故なんでしょう?
「エジンバラ」とはイギリスの地域名です
まず、イギリスとは何かから説明します
私たちが「イギリス」と呼んでいる国の正式名は
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」
イギリスとよぶのは日本だけだそうです
由来はポルトガル語の
「Inglez(イングレス)」がなまって
「エゲレス」から「イギリス」に変化したようです
世界的にも正式名が長すぎるので
「ユナイテッドキングダム」と略すケースが多いですが
それでも長いので略して「UK」と呼んでます
ちなみに日本の外務省や新聞ではイギリスとは使わずに
英国と表現してます
イギリスは名前をみて察するように
これまた複雑なお国柄で
という別々の国が1つになっているんです
4つの国が一つに団結し
政治は統括して行っている訳です
各々の国は
それぞれ古い歴史を持つ国です
スコットランドはグレートブリテン島の
イングランドの上に位置しています
もともとこの島にはケルト民族系が住んでいました
しかし南の方からゲルマン民族が
ブリテン島を移民したり征服したりしたのです
最初に渡ってきたゲルマン民族の部族を「アングル族」
あとにやってきたゲルマン民族が「サクソン族」
この民族が長い歴史で交配し「アングロ・サクソン族」となります
「エジンバラ」は英語で(Edinburgh)
まだ英語ができる前なのでゲルマン語の組み合わせ文字です
エイディン(Eydin)
これは地域名です
バラ(burgh)は城や城砦を意味します
合わせてEdin-burgh(エジンバラ)
ただこれは支配したゲルマン民族の説で
もともといたケルト民族のゲール人のゲール語から
支配者になったゲルマン人が上記の説にしたとも言われています
で、この名前を使った公爵位というものが
イギリスに存在します
バラの「デュークオブエジンバラ」
エジンバラのDuke(公爵)で
こちらに由来します
クレマチスの「ダッチェス・オブ・エジンバラ」は
エジンバラのDuchess(公爵の妻)です
やはり高貴なお名前だったんですね