鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

紅麹は悪くない(その1)サプリメントの立ち位置

ニュースネタで失礼します

小林製薬の「紅麹」関係のサプリメントを摂取し
健康被害にあったニュースをききました

そこでネットニュースで
「紅麹」は毒を生成する!!
とある一部をくり抜いた記事が目立ち懸念しています

「紅麹」とは何か?

紅色の発酵をする麹菌の総称です
その一部が確かに毒を生成してしまう種があります

まず、小林製薬の問題ですが
ひとつづつ紐解いていこうと思います

小林製薬「紅麹コレステヘルプ」の場合は
食品の中の加工食品に分類されます

サプリメントのような健康食品の場合
おおざっぱに
・一般食品
・保健機能食品
に分かれています

これは「機能性」が表示できるかのどうかです
一般食品は「機能性」は表示してはいけません

ただし保健機能食品の場合
それぞれの条件によって機能性が表示できます

実は近年法律が改正され
食品表示のルールが一元化」されました
そのためサプリメントいわゆる「加工食品」は
成分を表記する必要性があります

またサプリメントの場合
食品のため効果効能を表記するのは
薬機法によって禁止されています

ただ限られた範囲でありますが
「保健機能食品」の場合は条件によって
「機能性」などを表記できるのです

「紅麹コレステヘルプ」は
保健機能食品の3つのうちの1つ
【機能性表示食品】です
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42403261291101

サプリメントとは
あくまでも「加工食品」とわかって頂けたかと思います

ドラッグストアなどに売られていることから
薬とお同じように考えている人がいます

しかし薬に比べると
ものすごく緩いのです

「加工食品」だけど
まるで薬的な効果があると錯覚しやすいサプリメント

実はサプリメントはものすごく儲かる商品でもあります

例えば薬の場合は
開発や許可に時間とお金がものすごくかかりますが
サプリメントにはその苦労や投資もありません

しかも原価率が低く
原価率と比べ高額で売れる
ドル箱産業と言われています

まず薬の説明します
薬とはなんぞや?
薬とはいわゆる「毒」です

「毒」をうまく使ったのが「薬」です
だからこそ審査や開発に慎重なのです

開発にもすごくお金がかかります
薬にもよりますが約500億円と言われてます
しかも成功率は3万分の1とも言われ断念されるケースが多いのです

参考になるサイト
中外製薬
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/create/create001.html

だからこそ新薬を開発した場合
日本では10年間、開発会社だけが売る権利が与えられます
研究費の補助が国からでるケースもあります