無農薬で鉢栽培を行い
日当たり条件があまりよくないとなると
やはり冬の植え替えが結構重要です
鉢が多くなるとナカナカ難しいことでしょうが
できれば毎年行いたいところですね
私の場合は寒くなった11月頃から
動きが止まった順から少しづつ植え替えを始めていきます
昔は12~2月に植え替えをしてましたが
あまりにも寒く時期を少しづつずらしていきました
近年買ったバラの本では
「11月中旬から寒さが厳しくなってきたあたりから」
とありましたので
動きが止まって根が休眠を始めた?と感じたものから
2021年10月30日(土)から順次始めています
※平日は働いているので11月に近い土日から始めてます
11月はまだ気温が穏やかで
「植え替えしても大丈夫?」と思うかもしれません
それに温暖化の影響もありますしね
私の住んでいる地域は東京23区です
地域によって誤差はあると思いますが
2021年は11月植え替えで問題はないようです
11月だと開花しているバラ
蕾がついているバラもありますが
蕾のついているのも植え替え対象です
花がついているのは
植え替えの時に花が汚れてしまうので
花後にしたり、花を切り花にして植え替えたりしてます
ツル系は植え替えが大変で
オベリスクを抜いたり巻きなおしたりするので
12月の誘引時に一緒に行うケースが多いですね
ツル扱いのシュラブもツルに準じてます
うちはコガネムシの幼虫の被害がすごいので
様子がおかしいものから植え替えしてます
鉢の植え替え=コガネムシ幼虫チェックでもあるのです
今年はピータービールスの「アイバーズローズ」が
黒点病で丸裸になりました
イギリス系のバラは夏の終わりに調子を崩すものが多いのですが
いつもよりひどく、しかも上部(葉とか枝)をケアしても復活が遅いので
丈夫で樹勢が強い品種なのでおかしいな?と思ってました
根をいじってもよい時期をフライングとして
10月中旬に鉢の内部だけでも確認したところ
根切り虫(コガネムシの幼虫)が8号鉢で35匹出てきました
太い根だけが残り頑張っていた状態
このままコガネムシを取り除いて
今は6号鉢でダウンさせて養生させてます
他にもコニファーの様子がおかしく
鉢をみたところコガネムシがゴロゴロ出てきましたね
※実はバラよりコニファーの被害の方が大変です
コニファーの合図は葉の変色で気が付きますが
変色して枯れるとそこの部分の葉は復活しません
コニファーは先っちょはどんどん大きくなります
それ以外は復活しないんです
それに金物を嫌うので手でブチブチと間引いてます
ブルーのコニファー(ボールバード)で成長が遅いタイプで
6年かけて1mサイズです
本来だったらオルトランを撒くべきなのでしょうが
殺虫成分は毒性が高く
特にオルトランは浸透移行性殺虫剤なので私は使用しない方針です
理由はハチや蝶、他の虫たちのおかげで
バラが無農薬でもなんとかなっているためです
コガネムシ幼虫はバラに致命傷を与えますが
バラをマメにチェックしているなんとなくわかります
またバラもそこから復活できることが多いです
大体ですがバラだけの数値ですが
無農薬開始から当初は2~3割の被害
それが年々減ってきて
今年はは全体の0.5割以下の被害ですね
被害にあいやすいのは
主に8号鉢以上
なので一応8号以上はなにかしらマルチングはしてます
マルチング材の量が少なくなったり隙間から被害はありますが
数はグッと減らせます
あと近年被害を低下させた背景には
夏に害虫駆除の大活躍する「スズメバチ」の活躍のおかげだと思います
※スズメバチに関しては「バラとスズメバチの共存関係」で書きました