鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

アライブは本当に耐病性に優れるか?

耐病性が優れているということは
それだけで「売れる」ため
各メーカーは競って「耐病性が高い」と
新品種を紹介することが多い

あのロサオリも
以前は「ルシエルブルー」
シェエラザード」「オデュッセイア」を
無農薬でも大丈夫なバラと売り出した

確かの他のバラよりは少々丈夫だが
「耐病性が高い」というほどではなかったため
今は「耐病性は普通」と紹介している

最近も「耐病性高いっていいのか?」と思うバラがある
メイアンのバラ「アライブ」だ

大輪の美しいバラ
メイアンの日本代理店の
京成バラ園が「耐病性が高く病気知らず」で売り出した

しかし湿気と日本の暑さに弱く
日本では「普通のバラ」レベル

どうも京成バラ園のバラの「耐病性」は
海外のメーカーの言い分を採用し
日本で検証前に発表するため実際に育ててみるとズレが多い

「センティッドエアー」も
京成バラ園曰く「黒点病に強い」という売りだったが
日本では「黒点病に弱い」部類に入る

「アライブ」はドイツのAORを受賞したので
「耐病性」を主張したのだろう
それに代理店としてはメーカーの意も無視できない

日本は特殊な環境で独自の検証は必要だと思うので
海外の新品種は日本の情報が出てから購入した方がよいと思う

「アライブ」関しては昨年廉価品の新苗から育ている
黒点病は普通にかかり,暑さにはとても弱いので
総合すれば無農薬向きではない

「アライブ」の交配は
ピンクパンサー ×(ルイ ド フューネ×グラハムトーマス)

外弁の色の濃いところやコーラルピンクは
大輪は「ピンクパンサー」の影響だろう
ピンクパンサー」はハイブリットティの割には割と丈夫な部類

「ルイ ド フューネ」はHTはオレンジと黄色の複合系の剣弁高芯咲き
「グラハムトーマス」はシュラブで黄色でカップ咲き

「アライブ」は「グラハムトーマス」のシュラブの血統もあるので
ご機嫌になるとツルが伸びる
これは日本の湿気のせいもあるかもしれない
夏に弱ったので花は咲かせないつもりだったが
結局ツルが伸びたせいで秋は蕾が付かなかった

いろんな血統が入っているので
育て方によって違いがでるバラかもしれない
そういった意味では面白いバラ

↑「アライブ」

↑左は「アライブ」,右は香りが素晴らしい「パブロック」