鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

また癌腫です

3年くらい前に新苗で購入した「ノヴァーリス
10号鉢で無農薬で育てていました

今回植え替え時に
あまりにも大きくなってしまった「ノヴァーリス」を
コンパクトにするために
根を約1/3にし
一本立ちだったので根元近くまでノコギリでカット

まず「ノヴァーリス」は一本立ちになりやすいシュラブローズです
枝の寿命は長く
木化しやすいのかな?と思います
今回「コンパクト」化を目的にしたので
ダメ元で根元からカットしたんです

植え替え前は10号鉢で根がパンパン
抜けなくなるほどです

ノヴァーリス」の植え替えは
肥料を少なめにしています
肥料を多めにすると
「でかくなってやる!!」というスイッチが入り
花より成長派なんです

丈夫な部類のバラのあるあるです
鉢栽培なのに2メートルくらいで花が咲き
まったく見えない状態になります

植え替えをさぼったとき
花付きがよかったのと低いところで開花したので
肥料は少なめにして成長に制限を加えながら
毎回冬には大胆な剪定をしています

いつも以上にコンパクトにするために
土を落としていたら
なんと癌腫発見です

根元の太い枝の先に小さな癌腫があり
あまり成長に影響がないような感じでした
癌腫のサイズも小さかったです

今どうするかすごく悩んでいます

購入して3年以上たって癌腫を発見し
(購入先はバラの家さん)
こういった隠れ癌腫が思ったよりいるんだな~と実感です

癌腫は結局「クラウンゴール(腫瘍部分)」が発見されて
はじめて「癌腫だったのか~」とわかる病気です

主な弊害は植物の導管に圧迫をして弱るということです
これらに関しては共存してもOKなほど
成長している「ノヴァーリス」なので問題はないのですが

私が一番問題にしているのは「汚染」なんです
我が家は土は使いまわし派
土は処分できず処理にお金と手間がかかるので
リサイクルして使いまわしているからです

よく癌腫は治るというサイトをみかけますが
私は癌腫は「治らない」と思います

癌腫は細胞内に
(正確にいうと「細胞間隙(細胞と細胞の隙間)」)
内在してしまう細菌のため
一度入りこんでしまうと完全な駆除は考えにくく
一定数繁殖(クラウンゴールを作るレベル)してしまえば
たとえ勢力が弱って症状はでなくても細々と生き残るタイプだと思います

おとなしくなれば植物に対して害を及ぼすことも少なくなり
感染した植物に対する症状はなくなり完治したように思いますが
保菌はしているということです

下記のサイトで内在している写真があります(図2)

 

理化研のサイト
https://www.riken.jp/medialibrary/riken/pr/press/2005/20050705_1/20050705_1.pdf

今回、正直処分しようかどうするか
今後どうやって管理すべきか
かなり悩んでいます

前に書いた記事
癌腫になったミスティパープル
https://hati8chang.hatenablog.com/entry/2023/11/25/234700

「ミスティパープル」と同じようなところに癌腫があり
※ミスティパープルもどうするか悩み中(まだ花咲いているし)

購入後、1年以上時間がたってから
癌腫が見つかるケースは
上部に少し土に埋まってる状態での発見です

我が家の場合は
癌腫は好気性の細菌なので
上部での発見ケースが多いですね

もちろん土の中で根にコブを作る場合もありますが
そのケースは我が家では少ないようです

正直通常の植え替えでは
上部の土は落とさないでナカナカ発見できないので
今回のように

「購入後、1年以上時間がたってから見つかる癌腫」

があるんでしょうね

今回どっちみち道具たちが「汚染」してしまったので
本日は癌腫株の対応にあたろうと思います

写真下の根っこの根元に癌腫がありました。癌腫かどうか調べるためにとったところ、癌腫特有のもろさがあったので経験上、癌腫だと思いました