癌腫菌、アグロバクテリウム菌
https://hati8chang.hatenablog.com/entry/2023/11/25/010724
こちらをまず読んでください
アグロバクテリウム菌は「やせた土地を好む」かもしれません
癌腫の原因は土の汚染(アグロバクテリウム菌は土壌の常在菌ではない)です
またアグロバクテリウム菌は
・化成肥料をたくさん使う
・連作
・農薬で汚染された土壌
他の土壌菌たちが好まないようなところに
常在してしまうんだと思います
理由は餌です
ではアグロバクテリウム菌は何を餌としているのか?
「オパイン」という成長ホルモンの一種
まあ、この物質を植物に合成させている訳です
だからやせた土地でもへっちゃらなのです
筑波大学
https://www.life.tsukuba.ac.jp/laboratory/lab_nonaka_20210818/
ちなみに「オパイン工場」があのコブの部分です
オパインを作り出すために副産物にあのコブができてしまうわけですね
ちなみに「やせた土地」を好む理由は
他の土壌微生物が少ないこと
通常、土壌生物は有機物を分解し「糖」に変え
それを養分にして植物にも土にもウィンウィンな関係を築きますが
アグロバクテリウム菌は
植物を改造して「オパイン工場」を作り出すので
土壌生物たちと生き方も違います
土壌微生物がたくさんいる肥沃な土地の場合
自分が「餌」として標的にもなります
なので肥沃な土地では生きづらい細菌なのです
だからこそ土壌生物が好まないような土地
「やせた土地」「農薬や化成肥料でバランスを崩した土地」
そこで植物に寄生→病気にさせて(「オパイン工場」にして)生きていきます
※余談ですが、システムは違うのですが、寄生虫の「ネコブセンチュウ」というのがいます。ちょっと癌腫菌と通じることがありますので今度記事にします
癌腫症は他の病気に比べ植物をすぐ殺しません
なるべく長く生きてもらうことがアグロバクテリウム菌にとっても都合がよいので
感染をしてもすぐバラが枯れ込んだりしません
たくさん増えるとコブがたくさんできます
ただそうでないと植物の体内で細々と生きる選択をするようです
例えば癌腫を発見しコブをすべてカットします
アグロバクテリウム菌は自分が生きるために新たに工場を建設します
その工場は人間には目視できないサイズから始まります
コブはあくまでも副産物である程度の大きさになって確認できるものです
あまり繁殖できず細々と暮らしてくれれば
症状である導管を詰まらせるほどのコブができないということです
ただもう一度癌腫を整理すると
癌腫になってしまった場合の選択
★処分するか?
★元気なら鉢で隔離しながら育てるか?
基本的には私は土壌を汚染したくないので
「処分する派」です
癌腫の困ったところは他のバラやほかの植物に感染すること
もし「元気なら鉢で隔離しながら育てる」を選ばれた場合は
感染というリスクさえ気を付けてあげれば
土壌を豊かしておけば(有機肥料で育てる)
アグロバクテリウム菌は
おとなしく静かに暮らすか?
淘汰されていくか?
ということになるのです
ミスティパープルが癌腫
https://hati8chang.hatenablog.com/entry/2023/11/18/225048
こちらにも詳しく書きましたので
参考にしてください