鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

バラ塾の楽しみ方(ハダニ編)

結構楽しみにしている
もちろんバラの勉強もできるが
育種家の木村氏のキャラも面白い

彼は職人のため
職人気質が見え隠れするのがよい

ハダニ編ではびっくりするほど
肌色が黒くなっており
夏の炎天下の作業の大変さを物語る

面白かったのは
ハダニはにおいでわかる!!
これは私は気が付かなかった!!

うちは水をかけてハダニを防御する派(シリンジ)
バラ塾でも言っていたが
無農薬ではハダニが発生しづらいらしい

ハダニは品種によって被害が違う
かかりやすい種類というものがあって
うちでは葉が小さなタイプ

「プロローグ」はおいてある場所のせいもあるが
ハダニがつきやすいようだ
「ブルーフォー・ユー」もハダニに好まれる

たまにシャワーをバーとあてたり
バラ塾でも言っていたようにニームも使っている

ニームのほかには
木酢液は効果ある
バチルス菌も効果があるね
ただ殺菌剤を使うと効果はなくなってしまうと思われる

ハダニの天敵はアリ
糸をはいて防御するのはアリ対策でもある

うちではアブ系(多分ヒラタアブ)もハダニを食べている様子

 

次は薬剤を使ったハダニの防御だが
確かに殺虫剤だと耐性が付きやすく
農業関係でも「ハダニ対策」は大変らしい

正直、効果がある薬剤は殺虫成分を使わないのでよくわからない

物理的に効果のあるタイプ
いわゆる耐性がつかないタイプのハダニ対策で
知っているものを紹介しよう

「粘着くん液剤」(ヒドロキシプロピルデンプン)(あまり使ってないが使用中)
難点はスプレーの先が詰まりやすい(効果は成虫と幼虫で卵に効果なし)
気門封鎖剤である

新しいタイプの薬(気門封鎖剤)では
ポリグリセリン脂肪酸エステル乳剤
いわゆる乳化剤(食品添加物)がある

「粘着くん液剤」より使いやすいかもと現在勉強中(未使用)
https://www.env.go.jp/council/10dojo/y104-51/900431914.pdf
(効果は成虫と幼虫)

上記の商品名は「フーモン」
バラには適正がない
使うにはやや注意が必要かもしれない

あとはパパイヤ酵素も効果的だが(使用済)
※商品名は「イモコロ」
手に傷があると結構しみる
値段が高いのでハダニにはもったいない
ある程度大きさの昆虫も効果があるのがすごい

ほかの物理攻撃系は
油も効果(効果は卵や成虫など)
しかしこれは気を付けて使った方がよい
たかが油と思うが植物に相当ダメージがある

農薬に「マシン油」ある(機械油に乳化剤をいれたもの)(未使用)
カイガラムシで使用する方もいるかもしれないが
残念ながらバラには適正がない

油類がハダニに効果があるのは気門封鎖剤以外に
孵化するときの回転を阻害するためだそうだ

「植物油がハダニの卵を殺すメカニズムを解明」
https://www.tuat.ac.jp/outline/disclosure/pressrelease/2020/20201008_01.html

石灰硫黄合剤(未使用)
少量ボトルは販売中止になったので
使う人は少ないと思う
私は使ったことはない

昔は冬場にマシン油とこちらを使っていた人は多かった
扱いは難しい薬(強アルカリ製剤なので皮膚等に害が強い)

こちらの少量ボトルが販売中止になった原因は
この薬剤を使った自殺が連鎖したため
企業の自主規制だと思われる