鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

農薬について

日本では農作業において農林水産省で許可した
農薬以外は基本使用できないこととなっています

農薬以外でも肥料なども法律でいろいろと決まっています
なぜ法律で決まっているか?

それは私たちの命を守るためです
そういう法律が整備される前
人間に対して毒性が高いものを使用して
実際に身体に害があったり
環境を壊したりという事件があったからです

農薬は薬という字が使われています

薬とは=毒なんです

その毒のメリットとデメリットを考えて享受する
私は薬学をそう考えています

もちろん、足りない栄養素を補う薬もあります
ただ薬とある以上、ルールや使い方を厳守するべきだと考えています
そうしないとデメリットの部分が増えてしまうからです

無農薬という言葉はありますが
実際は現在では、無農薬農業はほとんど存在しません

名前をかえて「有機農業」となっています

理由は頭に書いた
「日本では農作業において農林水産省で許可した
農薬以外は基本使用できないこととなっています」が理由です

まず、農薬の認定を受けるには
薬のようにある程度の効果のあることを証明し
また農薬としての安全や残留性などを試験し
それらを農林水産省に認められることが必要です

ただそれに到達できないものもいます
害はなさそうだが効果もそんなにないのでは?というタイプです
それらは「特定農薬」や「保留資材」という農薬に分類されます
※ただアイガモとかヤギなどはもともと農薬でないので特定農薬から除外

また効果があり「農薬」として認定を受けている
有機素材」もあります

どうしても「農薬」というとイメージが悪いので
私は便宜上、無農薬と言ってますが
現在無農薬で栽培されているケースはかなり少ないのです

でも中には果敢にチャレンジされている方もいます
YouTuberのラビアンローズさんです
彼は循環のみでバラや植物の栽培を行っているようです
それらを動画にして発信していますがとても参考になります

ピーキャットさんも無農薬と言ってますが
次亜塩素酸水は特定農薬になってしまいましたので
有機栽培となります
ピーキャットさんのことはまた別の記事として書いていきたいと思います

ちなみに私は今年から
1/3~1/4は殺菌剤を使っています
残りが有機農法です

殺菌剤を使用するに至った経緯は
春に世話を怠り予定より早く黒点病が出現
今年はうどんこ病も蔓延してしまったからです

それで予想以上バラが弱ってしまい
一部のバラが枝が黄色化してしまったのです
大好きな「スイートムーン」にそれが起こり
ほかのバラのことを考え殺菌剤を一部使うことにしました

まあこれでたかがはずれ
農薬なしでは栽培がありえない「やくもたつ」にも手を出しました
予想以上栽培が難しくヒーヒー言ってます

なので品種によって農薬をコンスタントに使うもの
長雨の時期のみ使うもの
有機農法になれるまで暫定的に使うもの
有機農法だけでやっていくものが混在してます

殺菌剤の撒き方も
ものすごく丁寧に散布するもの
適当に散布するもの
サイクルなどもノビノビにするもの

基本今まで無農薬でも頑張ってきたバラが多いので
適当に撒いても割と効果的です

毒性についても考えてみました
やはり「殺虫剤」が入ると毒性は高くなります

スプレー農薬も時折使っています
殺菌剤と殺虫剤が含まれたものです

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 」は
殺虫剤の毒性が強いので
私はこれを使うとマスクをしていてものどに炎症が起きてしまいます

またスプレーを使った翌日に遊びにきたミツバチが
たちまちに弱って死に至る姿を目撃し
使用はなるべく少なくする
使用エリアを少なくする
基本殺虫剤成分を極力使わないようにすると
心に決めました