鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

日陰の植物ほど肥料好き

日陰の植物は意外に
肥料が大好きです
特に有機肥料
堆肥が大好き!!

日陰の植物のメインフィールドといえば森
広葉樹林とかは
落ち葉で作られた堆肥がたっぷりな肥沃な環境
日照は大きな木で遮られてしまう分
日照からエネルギー不足を
その肥沃な土で調整できる植物なんです

ちなみにですが
針葉樹の場合は落葉しない場合が多く
針葉樹の葉は堆肥にも向かないと言われてます

ですので広葉樹林と針葉樹林とは
下に育つ植物はまったく違った種類となります

よくネットで日陰の植物は
肥料少なめとありますが
あれはあくまでも「化成肥料」のこと

有機と化成とはメカニズムが違うため
日陰植物は有機の方が相性がよいんです
例えば根粒菌との共生関係とかです

また

日陰だと肥料が原因で
虫がわくことを嫌厭してでしょうね
ポイントは動物系肥料を使わないことです
米ぬか(ぼかし)や油粕などは使い方次第です
あと生より完熟した方が虫がわきづらいです

油粕と米ぬか(ぼかし)で虫がわかないポイントは
ずばり「量」です
うちはぼかし油粕といって米ぬかと油粕をメインにした肥料を作ってます
バラに毎月撒いているんですが
土壌の虫がたくさん増えます
見た目でこれだけ増えるんだから
見えない微生物も増えてるんだろうな~と感じます

参考にですが
室内に持ち込むようの鉢は
虫がわきづらいように
屋外の鉢(バラ)とは土の配合を変えてます

室内に持ち込むのは
越冬させるため
もしくはミニバラやシクラメンなど鑑賞のため

ちなみに青シクラメンがうまく越夏ができたので
植え替えをして今花上げをしているんですが
こちらの土の配合を説明しますと

赤玉土(小粒)
虫の卵などがある恐れもありますので
新しい土の方がよいですよ

★燻炭
少量です
多分「極上バラ栽培土のもと」にも入っています
燻炭はもみ殻を燻したもので土質はアルカリ性となります

効果は様々で
土壌改良剤や土壌中和剤としても優秀(再生土の場合)
新しい土では
ケイ素(繊維質を丈夫にする、特に茎)や
害虫の忌避剤、脱臭効果、通気性と保水性を上げます
※基本、もみ殻の通気性と保水性の効果は
 固い繊維質と形状のおかげ
 それをすご~くソフトにしたのが燻炭です

★バラの家の「極上バラ栽培土のもと」
※植物系堆肥系のため虫がわきづらいです
 「土を育てる肥料」も入ってます

★土を育てる肥料
※肥料とありますが腐植です
 腐植とは法律上では肥料でOKですが、
 実際は肥料でなく保肥に優れた素材
 ですので+肥料化するものが必要です

★少量のぼかし油粕(本当に少量)

★化成肥料(小粒)
草もの系に使用しています
木ものは有機をメイン肥料として育てています

ただ日陰では化成は使わない方がよいです
(上記はあくまでも室内鉢のレシピです)

徒長してしまうので有機でじっくり育た方がいいですね
有機の方が相性もよいですしね

ちなみに肥料をあげない「日陰植物」もいます
シダ類、コケ類、地衣類などです