鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

バラの冬のお世話

うちは植え替えは早い時は
10月末から始めてましたが
今年は11月前半まで夏日

さすがに植え替えに躊躇しました

ただ植物は温度だけでなく
日照や光の強さで季節を感じます
バラたちはそろそろスイッチは入ったな~という瞬間がありますね

まず水の吸い方
芽の出方

ただ「リラ」は花を咲かせてないせいか
今頃ベルサールシュートを出してきました

冬近くにでたベルサールシュートは
枯れ込む恐れもあります

シュートを出すなら大きくなってくれ~と
「リラ」にはお願いしたいですけどね

肥料は10月から上げてません

これから休眠に入るので
肥料は無駄というより有害となります

ただこれからの植え替えで
必要なのは堆肥です

こちらは少しは肥料の役目もありますが
実は土壌改良が目的です
土壌改良を行う微生物たちへの餌ですね

うちの場合は完熟させた
ぼかし油粕も混ぜます
ほどほどです

確かにぼかし油粕は最強で
育成時に上げると植物にパワーがつきます

ただこの植え替え時に入れるのは
これまた微生物たちのためです
微生物たちも窒素を必要とするからです

冬の植え替えは
鉢という有限なエリアの中で
微生物が好み環境を準備してあげること

また根詰まりが起こらないように
根をカットしたり様子をみたりすること

根をみることができるのも冬の特権です
根をみて自分の作業の成果を確認してます

植え替えの時期ですが
木立は11月~

ツルは誘引もありますので
12~1月
本来、葉は自然の落ちた方がいいのですが
ツルの場合は葉を減らしてどうするか考えます

余談ですが
鉢でツルを育てるとどうしても無理があります
うちは根をきってその大きさを保持させていますが
やはり冬に入る前に弱るんですね

この寒暖の差の時に大型のツルはべと病みたいになります
この時期鉢が根詰まりも始まるので弱るんです

剪定と葉落としは
木立は2月に葉が落ちない場合は
手でむしりとって2月には丸裸にします
この時に枝の剪定もしています

植え替え時に剪定をしてもよいのですが
葉がついていれば残した方がいいですね

木立の剪定は1月末~2月中
まず植え替えと剪定をずらすわけは
それに11月頃に剪定をすると
へんな時に芽吹く場合もあるんですよ
暖かい時期が続く1月に芽吹き
やっぱり違う~と葉が劣化するケースがあるんです

また葉は自然落葉した方が
枝にエネルギーが戻ることができます
なのでできるだけ自然落葉するようにします

植え替えは手間がかかりますからね
11月くらいから始めないと間に合わないんです

また冬にぼかしも作ります

今年は「カルスNC-R」も試す予定ですが
基本、ヌカとバチルス菌だけの基本の「ぼかし」を作ります
温度は50度くらいになりますね
好気性なので数週間で完熟しますよ

注意は捕食者と雨です
水分量によっては腐敗菌をよびます
発酵のために水分が必要ですが
必要以上の水分は厳禁です

好気性なので毎日混ぜて酸素与えるとよいですね

冬は虫は出にくいのですが
場合によっては出るので注意

他にはネズミです
ものすごく甘く良い匂いがするので
動物、鳥類も狙ってきます

次はそれを基本とします
このぼかしは肥料にもなりますし
葉にも撒くことができます
春はこれを撒いておくとよいですが
温度が上がる時期はオーガニックスプレーにした方がよいです
葉が汚れてしまいますので

この完熟したヌカ(ぼかし)に
油カス、コーヒーカスを混ぜると
数日たつと完熟します
こちらはたまに混ぜる程度にしてます
すると嫌気性の菌も発生してます

完熟させた
たとえば「ぼかし油カス」は
化成肥料ほどではないのですが
早めに効果があり
また微生物も大好きなので
土の劣化を防ぎます
こちらを8号鉢で大匙いっぱいくらい?かな
撒いておくと土が劣化しません

また鉢増しの時にこちらを混ぜますと
バラの反応がとても良いですよ

まあ、バラをやっていると冬は水やりは
なくなりますが冬は冬で大忙しです