鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

ネットにある癌腫の間違った知識

★癌腫はウイルス病である
「癌腫はウイルス病」説です
結構有名なサイトがそう説明しています
私も最初、このサイトをみてウイルス病だと思ってました

正しくは癌腫は「細菌」の病気です

ただ複雑なのが
細菌なのにウイルスみたいな特殊な働きをする細菌

そんな特殊な細菌なのです

なので植物の実験によく使われます
有名なのが稲の品種改良

あのサントリーのブルーローズもそうですよ

青の遺伝子を改変した改変遺伝子を導入したのが
この癌腫の菌であるアグロバクテリウムです

ちなみに「アグロバクテリウム」は
このウイルスみたいな働きをする細菌の仲間の総称です

賢い方は「え?」と思ったかもしれません
稲に感染しないのでは?と

基本「アグロバクテリウム」は稲に感染はしませんが
特殊な方法を使った場合は稲に感染をすることが可能です

サントリーアプローズは癌腫なの?

詳しいことは不明ですが
必要な要素だけ取り出し利用する方法が多いので
病気になる部分は使用しないので病気になっていないと思います

多分ですが「アグロバクテリウム」の
Tプラスミドというところを利用します

今は改良技術や確率を高めるために
いろんな難しいことをしています

本来「アグロバクテリウム」は感染力が強い菌ではないので
色々と強化されて実験に使われています
例えば、あるたんぱく質を強化(Virタンパク質)させる方法とか

近年、古細菌から取り出した
遺伝子を改変できるツールが発見されました

そのおかげで遺伝子を改変する分野はものすごい成長を遂げています
まあこのツール(CRISPR-Cas9)が凄すぎて
人類の天使となるか?悪魔となるか?とも言われているんです
※この発見者はノーベル賞を受賞しています

近年では、そのCRISPR-Cas9とアグロバクテリウム
それらを合わせた植物研究もされているようです

例えば薬草薬剤の強化に「アグロバクテリウム」の研究を使うために
「アグロバクテリウム」自身を改変する技術もあるそうです

「アグロバクテリウム」は感染力が強い菌ではないのです
そのため植物の防御機能や毒なんかに弱いんですね
薬草となるのは=毒が多いので
感染させることが難しいそうなんです
この実験がうまくいけばすごい創薬が作れるかも♪という話のようですよ

★根頭がんしゅ病は治る!!
よく動画で「癌腫を治す」とありますが
一度、癌腫になったものは治せません!!

癌腫の特徴であるコブ(クラウンゴール)を
出さないことは可能です

それに癌腫に感染していますが
コブを出さないことは多々あります

どうしても感染したか知りたい場合は
自分で菌を培養して調べるしかないのですね
サイズは1~3×0.4~0.8μm

おススメはスマホで見る顕微鏡『mil-kin(見る菌)』
こちらは光学機器(光学倍率1,000倍)となります(13万円くらい)

サイズ的な説明ですが大体
1㎜の1/1000がμm(マイクロメートル)

人の細胞は
10μm

細菌クラス
1μm
光学倍率1,000倍なら動く姿が見えます
詳しくみたい場合は電子顕微鏡が必要

ウイルスは
1μmの1/1000の1nm(ナノメートル)という単位を使用し
10~100nmくらいです

ちなみ『mil-kin(見る菌)』は
見えない新コロナの恐怖から開発されたそうです
もちろんウイルスはこの顕微鏡ではみれませんけどね(笑)

★癌腫になると枯れる
絶対枯れるとは言い切れないと思います

我が家の癌腫だったバラたちは
処分を悩むほど元気いっぱいでした

確かに枯れる場合はあるそうですが
物理的な要因の可能性が高いかもしれません
※導管のそばにクラウンゴールがある場合

また切り花生産では生産量は下がるそうです
化成肥料で育て
花をたくさんつける育て方をする場合は
もしかしたら癌腫が優勢になる可能性はあります

うちは有機で育ててあまり無理して花は咲かせないので
あまり気にならないのかもしれません

もし癌腫とわかってそれでも育たい場合は
有機で育てることをお勧めします

あと鉢栽培にすることです
また剪定ばさみは他と分けるなど
他の植物やバラへの感染予防の工夫は必要です