癌腫の菌は土壌菌と呼ばれていますが
癌腫菌は通常は庭にはいない「細菌」です
汚染した土にのみいる「細菌」です
なので「虫が媒介する場合」は
・感染したバラがある
・汚染された土がある
に場合に限られます
そちらを踏まえて以下の「癌腫と虫の関係」をお読みください
癌腫菌自身は植物に傷をつけて植物の体内に
入ることはしないのですが
虫が植物を傷つけると
植物はその時にフェノール物質を出すようです
なぜフェノール物質を出すかは
ほどんど解明されていないようですが
たぶん細胞壁の生成や傷の修復などではないか?と言われています
このフェノール物質をキャッチして
癌腫菌はその植物へ移行するため
根をかじるコガネムシなどはトリガーになります
同じような理屈で
我が家では線虫寄生と癌腫がどちらとも罹患しているバラがあり
線虫と癌腫の関係を調べたところ
癌腫と線虫は有機微生物の少ない土を好み
同じ生息域にいることが多く
線虫が根を傷つけて癌腫菌が植物内に入り込むことはあるようです
こちらの方が被害が多いようです
樹液を吸って植物の体内の中が
菌の媒介に関する感染ルートは
調べている最中ですが
現状ではあまり論文等がないことから
その研究をしている人が少ないな~と感じています
研究が少ないということは
・現状被害が少ない
・もしくはヒントとなることが解明されていない可能性
私は前者の可能性が高いと思います
理由はそのような虫が多かった場合
癌腫菌の自然へと汚染が
もっと拡大している可能性があるからです
ここからは憶測ですが
汁を吸うアブラムシからの感染は
そのアブラムシに口についた癌腫菌
別のバラを刺した場合は
可能性はあります(剪定ばさみと同じ理屈です)
基本アブラムシやカイガラムシはあまり動かなく
よその植物にいくより決まった植物にいますので
樹上の虫からはあまり感染が広がらないケースが高いかな?と予想してます
羽アブラムシの場合は
口の周りについた菌が拡散することが考えられますが
しかしそのような論文は見つからなかったです
羽アブラムシの媒介ですが
癌腫菌ではありませんが
ウイルスを媒介することは知られています
北海道大学 農学研究院 増田教授の研究
https://www.hokudai.ac.jp/news/2021/12/rnay-rna.html