鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

新雪(べと病)

昨年処分する予定で
植え替えをしなかったせいもあり
新雪」の調子が悪い

基本「新雪」は
大型のツルバラで鉢には向かず
植え替えは必須だ

春からジワジワおかしさはあった
今年は葉が汚いな~と感じ
なんとなくべと病かな?とも思ってもいた

今は葉は黄色くなり
ある時期にほとんど落葉
べと病確定だ

基本、そんなにならない病気の一つ
地域性みたいなのがあって
寒暖差が激しい地方
霧や夜露に濡れる発症する
別名夜露病ともいわれる
イタミローズガーデンでは地域性で
よくなるそうだ

うちの場合は地域性でなく
単純に植え替えをしなかったせいで
根詰まりで株が弱り
本来感染するはずのない
べと病が発症したと推測

べと病はわかりやすいものと
わかりづらいものがある

場合によっては
黒点病かな?と思ったり
クロロシスかな?
熱障害かな?とも思ったりね

【メモ:べと病はわかりづらい】
※もし罹患していても一斉に落葉するほどひどくならないことが多い
 べと病疑いと思われているものは今まで何度かあった
 一季咲きのバラを条件に悪い場所(通気性が悪い場所)に置いておくと
 黒点病?べと病?な状態で葉がほとんど落ちている時がある 

大きな特徴は
感染が拡大し葉が一斉に落ちること
黒点病とも似ているが黒点病の場合は新しい葉が残る
それに葉の落ち方のパターンが違う
べと病の場合は新旧関係なしにバァーと落ちる

【他のバラへの感染】
無農薬で丈夫であれば大丈夫だと思っている
もちろん前述した地域性も重要

感染の経由は黒点病とうどんこ病がまざったような感じ
寒暖差があり通気性が悪く(うどんこ病にかかりやすい環境)
湿気が多い環境(黒点病にかかりやすい環境)
ただうどんこ病黒点病に比べて一般的に頻度はかなり少ないと思っている

どちらかというと業者泣かせな印象がある
ハウスの中で寒暖差が激しい状態が続き蒸れると発生しそうだ

【私の治療法】
治療は暫定的な鉢増しが良いのだが
※根詰まりが原因のため

でっかいのでね
現在12号鉢でオベリスクに巻き付いているので
今できる対策は枝を切ってコンパクトにするくらい
すこしづつコンパクトにする

基本治療は薬剤だが
樹が丈夫になれば治るというかかからない

もし処分しないのであれば
冬に植え替えをして
枝をコンパクトに切り詰める

今回を期に枝を更新してもよいと思っている
元気であれば菌に打ち勝てると思う

しかし処分も考えている
鉢に向かないのとほとんど一季咲きだから
ただ白バラは好きで春はとても見ごたえがあるので躊躇している

↑葉だけで判断材料にはならないケースが多い
よく間違われるのは黒点病、熱障害等のような場合もある
葉で見る確定法は完全ではないが葉の後ろに胞子がでることがある
白にフワフワなカビがあり赤褐色系の斑点がある場合は判断しやすいかもしれないが
パターンによってさまざまで正直わかりづらい疾患だと思う

 

オベリスク新雪」がべと病に罹患した

私の判断材料の一つは葉の状態がおかしいな~と感じ
ある時期に黄変して一斉に葉が落葉するとべと病だなと判断している。