鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

カルスNC-Rその2:使い方

前回の記事の大切なところをまとめます

「カルスNC-R」は開封後の使用期間が短い
開封後で6か月
開封の場合は2年

「カルスNC-R」は好気性菌と嫌気性菌の相乗効果により分解を行う
実はこの「嫌気性菌」は土壌を分解するのに時間がかかる

だから「土壌改良資材」と売られているものは好気性の菌が多い

この「カルスNC-R」のすごさは
「嫌気性菌」も多く含むのに圧倒的な分解の速さ
さらに分解するときの
・発熱性の低さ
・有害ガスを発生させずに植物にとってよいガスを発生させる

上記のおかげで作物と一緒に植えることも可能
※分解と同時に定植する場合は有機物投入後1~3週間後に

混ぜる資材
★米ぬか
ぼかしといわれる資材の最高峰

混ぜる理由の一つは
多分好気性菌類の餌でもある
また畑の土に対して肥料効果と改善効果があるため

注意:「カルスNC-R」の菌はいろんな菌のブレンド
米ぬかを主食としない菌もいる(主に嫌気性の菌)

嫌気性の菌の主成分は繊維質
長く「カルスNC-R」の効果がほしい場合はもみ殻、藁などを使用するとよい
乾燥したタイプの繊維類がよいそうだ(分解に時間がかかるもの、)

★もみ殻などの未分解有機
もしくは
生ごみや緑肥など

もみ殻の場合は効果は約1年
※藁やもみ殻の場合は硫安が必要
生ごみや緑肥の場合は1~2か月
生ごみや緑肥の場合は硫安は不要

木の枝なども分解できるようです
※細かく切る必要性はある

そして長く分解に時間がかかるものには
微生物用の「窒素(硫安)」を混ぜることも必要

★硫安とは
化成窒素肥料が難しいわけ
https://hati8chang.hatenablog.com/entry/2023/08/10/030728

で説明をした
硫酸アンモニウムのこと

★カルスNC-Rとは
土壌微生物資材である
そのため「カルスNC-R」だけ撒いてもまったく意味がない
ようは土壌に住んでもらう「土壌微生物」を詰め込んだものが「カルスNC-R」

土壌微生物には餌が必要である
その主な材料が繊維質(未分解有機物、もみ殻とか)
土壌微生物資材とは発酵前のものを発酵分解をする働きをする資材のこと

米ぬかや油粕は一部の好気性微生物の餌にはなるが
「カルスNC-R」のメインの嫌気性の菌の餌にはならない
餌は繊維質の未分解有機物!!これが大切

私はいくつか試す予定
コンポストな使い方
・土中堆肥化と作物栽培を同時

★硫安を混ぜるわけ
微生物(「カルスNC-R」)が活動(分解)するため窒素を使用する
その窒素を硫安で補う
植物は「カルスNC-R」が作ったたい肥の窒素を使用

窒素高いと通常植物に弊害が起こるのだが
「カルスNC-R」は窒素を多く使用するために窒素を入れないと窒素欠乏や飢餓が起こるので注意

材料比は
「カルスNC-R」1キロ目安(10坪、1坪は畳2畳分)
米ぬか10キロ
もみ殻30キロ(未分解有機物)
硫安(窒素肥料)1.2キロ(もみ殻の量で決まる)