鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

カルスNC-Rその10:仕込みんで4日後

【「もみ殻」20L】
・もみ殻:2kg(20L)
・硫 安:80g
・米ぬか:700g→約1.5㎏
・カルス:70g

カルスの説明書に書いてあるのと違うのが
米ぬかの量を倍にしたことです

11/25に仕込んで4日目でこの状態
白カビいっぱいです

うちは発酵時によくこのタイプの白カビがでます
米ぬかで発酵するときによく発生します
※水分調整でビニールを被せているとこうなります

植物に出る白カビは注意ですが
土にでる白カビは未発酵のものを分解しています
※現在発酵作業を進めているので意図通り

例えば
植物を育てている鉢の土に
白カビが出た場合は
そこに未発酵のものがあり
分解がはじまったと考えます

もし袋に保存した未使用の土に
白カビが出た場合は
何かの拍子に水分が入り土壌菌の活性化が始まった場合や
+土の中に未発酵なものがあるケースが考えられます

倍以上入れた米ぬかですが
米ぬかは発酵促進剤などにも使われて
発酵の着火剤的な役目をします
また「ぼかし」という高級肥料のメイン材料です

米ぬかを発酵させたものを「ぼかし」といって
販売されているぼかし肥料はこの中に油かすなど
バラ園によって配合はそれぞれです
10キロで1.5万円くらいで販売されている
高級な肥料なんです

ところで白カビですが
色々な菌だと思います
上の方(好気性)は白っぽい菌になる傾向が多いですね
土壌の生物はさまざまな菌類がいて
例えば放射線菌も好気性(上層)だと白くなり
嫌気性(下層)だと黒く土らしい色になります

発酵温度は生ぬるいくらいの温度で発酵してました
発酵熱としては弱い方です

ちなみに発酵時の注意は水分量
狭い鉢ではこれが重要です

好気性の菌が活躍している場合は
分解の過程で水分がでるので
最初に土を湿らせるときの水分は少なめがいいですよ

一般的な「微生物資材」は好気性なので
かき混ぜる作業が必要ですが
カルスは「嫌気性」の菌もありますので
かき混ぜなくてOKなので楽ちんです