鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

無農薬の鉢栽培は手間はかかるが…

バラの栽培は基本農薬を1~2週間に1度撒く管理が必要です
日本の湿気や雨に弱いバラにとって
農薬は必須なことは確かです

しかし日本の住居の土地が狭い環境や外国の農薬に関する法律の改正も伴い
家庭園芸において無農薬を推奨する動きがますます強くなってくると思います

ロサオリエンティスは早々とこの対策に乗り出し
無農薬や低農薬でも栽培が可能な品種を中心に発表してます

これはあくまでも私の憶測なんですが
育種家の木村卓功氏は頻繁に海外、特にフランスに訪れて
この状況をかなり前から予想していたんだと思います

さて、無農薬の鉢栽培を行っている私ですが
手間がかかるか、かからないかと言われれば
無農薬は大変手間のかかることだと思います

でもですね農薬で管理されている方々
楽しんで農薬を撒いているかというとやはり苦痛らしく
「農薬撒くのが一番楽しい!!」といった声は聞きません

農薬を撒いている方々はきっと
できたら撒きたくないが、仕方なく撒いているんだと思います

無農薬の良いところはそういった嫌な作業がないことです
朝、約15分捕殺、水やりに30分、メンテナンス15分
朝5時から起床し、雨天以外は毎朝行ってます

バラとの朝一番の挨拶は楽しいですよ
開花時期では朝が一番香りますし、
バラゾウムシの捕殺するのも早朝が一番ですから

捕殺をしながら
バラのおかげで虫は好きになりました
この虫は隠れるのが本当に上手!とか
その生きざまには敵ながらリスペクトする部分も多いです

またバラにつく虫は絵本に出てくるようなかわいいものが多いですね

バラは害虫も多いのですが、しばらくすると益虫も多くなり
プチ森羅万象が楽しめますよ

梅雨を迎えるまでは葉っぱはモリモリですが
梅雨が来たらやはり黒点病の被害が増大します

この時期は無農薬がやめたくなる一番心が折れる時期

しかし、バラにとって黒点病も大切な一つ
黒点病になって葉を落とすタイプのバラと落とさないバラがいます
品種によっては丈夫になって黒点病と共存を始めたりします

で、なんで葉を落とすか?
菌に弱いは直接的な理由ですが
大きな理由は湿気と暑さに弱いんです

葉というより根が!!
鉢をやっているとそれが顕著に感じます
葉からの蒸散を抑えるため、葉を落としちょっとした休眠状態になるタイプ

最近では黒点病よりこの暑さと湿気の方が
バラにとって大きな問題だな~と思います