鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

窒素にかんして

もう少し窒素の話をすると
実は私たち人間も窒素は常に消費しています

エネルギーに転換するときや
タンパク質を合成するときなど

例えば、栄養を摂取できない人の場合
窒素率も計算しながら
腸経由などで栄養を与えます

余談になりますが
何かの原因で人間が栄養を取れなくなった場合
栄養療法には
「経口栄養法」「経腸栄養法」「静脈栄養法」があります

可能であれば「腸を使う」が最近の主流です
ではなぜ腸を使うか?

いろいろな理由があるらしいのですが
まず、第一に免疫力を向上させるためです
実は免疫のほとんどを占めるのが腸です
近年「腸内フローラ」が話題になっていると思います

腸と土壌は「菌が幅を利かせている」という意味で
大変似ている環境です

腸の菌たちが免疫と密接に関わり合う
そのためには早めに菌たちに栄養を届けることが大切なのです

で、ここから植物の話になります
植物にあげる肥料(窒素)も有機肥料をあげて
微生物や菌類たちを活性化することにより
土壌環境がよくなるというのは人間の腸と同じです

なので化成肥料だけでなく
有機肥料もあげた方がよいということになります

ただ化成肥料と有機肥料
値段が全然違います
あと効き方も違います

前回の記事
化成窒素肥料が難しいわけ
https://hati8chang.hatenablog.com/
で化学式(反応式)を出しました

有機肥料の場合はどうなの?と思われるかもしれませんが
有機肥料の場合はめちゃくちゃ難しくなります

ようは複雑なんです
もし興味がある方がいたら

下記の記事を参考にされるとよいですよ
堆肥化における有機物の化学的変化
http://www.nlbc.go.jp/gijutumanyuaru/manual1/1-2-3.pdf

こちらはとてもわかりやすく解説されています
反応式が超難しいところは「微生物による有機物の分解・吸収機構」のところ
そこは化学式を使わずにイラストで解説をされています