寺西菊雄氏のバラの第三弾「未来」
「未来」は咲く過程がこれまた美しい
まるで乙女が衣を脱ぐような
しどけなさと上品さを兼ね備えた
ため息がでるほど麗しいバラ
私はこのバラを見るたびに
ルクレーティウスの
春の女神アフロディーテ(ヴィーナス)の詩を思い浮かべる
春の息吹を謳ったものだが
実はその詩をイメージとした絵画がある
そういえばロサオリのバラにも
「プリマヴェーラ」がありますね
primavera(プリマヴェーラ)はイタリア語で春
中央に位置する女性はヴィーナスです
ヴィーナスの下腹は膨れています
そうです!!ご懐妊の訳です
ご懐妊=生きるエネルギー
そしてこの下腹ですが
「未来」は下腹をふっくらさせて
実にグラマラスに花を展開させていきます
花もちもよく
花びらがギュウギュウになります
しかしどういう訳だが
ボーリングはしないバラです
※多肥を好むタイプです
最終形態は大変なことになります
クォーターロゼット咲きのようになっていきます
ピンクが全部「未来」
右上のモリモリに花びらが開くとクォーターロゼットのようになります
早咲きの品種で花もちがすこぶるよいですね
雨にもあまり汚れません
左側の紫は「ルタンデスリーズ」
右に「ディスタントドラムス」下が「ローズオオサカ」
奥の白いのが「ホワイトストリーム」と
クレマチスの「ダッチオブエイジンバラ」