鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

青いバラ

科博の植物展にいったら
サントリーの青バラ「アプローズ(2002年作出)」が展示してあった
もちろん遺伝子を改変し、人類が初、手に入れた「青バラ」として
ドライフラワーにし、青さを強調した状態で展示されていた

「アプローズ」はバラ好きから色々と言われており
まず、色が青くない
この程度のモーブ系の色は
他にいくらでもあり正直大変、不評なのである

しかもサントリーさんはこちらの開発にあたって
とあるバラの大御所とも礼儀を欠いたと一悶着あって
バラ好きからはかなり不評

では、青いバラは存在するのか?

実は存在する
もちろん「アプローズ」より前に!!

小林森治氏が人生をかけて「青竜(1992年作出、1999年品種登録」というバラ
この青竜にはバラの青の色素(ロゼシアニン)が含まれ
これこそが世界で初めての青い色素バラではないか?と私は思う
(アプローズは遺伝子改変でパンジーの青の色素を組み入れている)

ちなみに青竜は青というより「水色のバラ」だが
しかし「アプローズ」よりはずっと青い

だが、青竜は花粉をもたない品種
しかし後々の青バラの開発には青龍ではなく
青竜の開発のために発表された青バラの数々
「たそがれ」「わたらせ」「オンディーナ」等

小林が逝去後も小林の青バラは止まらない
家族が発表した後発種「ターンブルー」
バラの育種家、河合伸志氏が小林の生前未発表の個体を選別し「青の軌跡」を小林森治氏の名で発表 など

また今度、映画化される予定の
河本純子が初めて作った青バラ「ブルーヘブン」
こちらの交配種が小林森治作「オンディーナ」

ロサオリエンティスが発表した「ブルーグラビティ」
交配は未発表だが明らかに小林森治のバラの系譜を感じさせる

小林氏の青バラ伝説は脈々と受け継がれている