ランは着生植物である。
よく寄生植物ともいわれるので
似ている寄生植物・着生植物・腐生植物の区別を勉強したいと思う
東山動植物園を参照
【寄生植物】
有名なのがヤドリギ。
宿主となる植物に自分の根を食い込ませて相手の養分を横取りする植物のこと。
ちなみに自分では光合成ができず宿主なしでも生きていけないものを「絶対全寄生植物」。
ヤドリギのように自分でも光合成を行うものは「絶対半寄生植物」。
また宿主がいなくても生きられるが宿主がいれば寄生する「条件的半寄生植物」。
話題としては
スーダンで「魔女の雑草」という異名をもつ
ストライガという植物が問題になっている。
トウモロコシ等に寄生して栄養を奪い枯らしまう。
【着生植物】
樹木にくっついて生活する植物。
くっついている植物から栄養は吸収しているわけではない。
ランの他には苔やシダ、地衣類などが有名。
【腐生植物】
あまりメジャーではないね。
一部のランはココに含まれる(例:ツチアケビ)
葉緑素をもたないため光合成を行わず、
菌類と共生して栄養素を得て生活する植物。
以前は植物自身に動植物の死体を分解する能力があるという誤解より
「腐生植物」という名前がついたが、今では「菌従属栄養植物」と呼ばれている。