いろいろあるんだけど
まず熱障害が夏の葉を汚す一番の原因だと思う
いろんなタイプの熱障害がある
★黄変するタイプ
★まだらになるタイプ
★初期のべと病を思わせるようなタイプ
★葉焼けを起こしているタイプ
★しわしわや葉が縮むタイプ
意外に説明がネットにないのは
熱障害で裏葉のクチクラ質の形成障害タイプ
これがひどくなったのがしわしわや葉が縮むタイプ
本来だったら一定の厚さにつくクチクラ質が
湿気を含む暑さが場所によって成長速度に違いを起こし
層の厚さがまちまちになる現象が起きるようだ
そこから菌や傷などで変色を起こし葉も汚れる
もちろんいろんな障害も発生しやすくなるだろう
熱障害の被害もより加速する原因の一つ
(葉裏)
一番上はクチクラ層の障害が激しくしわしわで縮むタイプ
中はそこまでいかないがクチクラ層が浅い層が色が変色しはじめている。
下は色の変色しているタイプ
(葉表)上の葉裏と同じ葉で同じ順
下の葉をみるとすこし皺がよっているのがわかるだろうか?
これはクチクラ層の形成不全(クチクラ層のでこぼこ)によるもの
ちなみに軽いうどんこ病は同じような状態になる
うどんこ病の場合は菌が細胞に障害が起こすための萎縮
似たようなメカニズム(菌による細胞破壊や水分喪失)
農薬や展着剤等で同じような薬害もある。やはりメカニズムは一緒(形成不全)。新芽は特に傷をつけやすく薬害になりやすいので注意。ちなみにこの葉は無農薬で育ているバラ。上中が「フューチャーパフューム」強い品種だがオイリーな葉のせいか割と熱障害は葉に出やすい。下は「ディスタントドラムス」で丈夫だが暑さは苦手なバラ