鉢でバラを無農薬栽培

一部品種は時期によって低農薬の時もある

紅麹は悪くない(その5)

小林製薬の「紅麹」に関する健康被害

私が当初予想していたことは

・紅麹以外の雑菌が紛れ込んだ
・紅麹が別の種と遺伝子が改変されてしまい、それが毒素を出すようになった
・製造過程で意図的に毒が混入された

現在「プベルル酸」が原因でないか?と
発表されたので
「雑菌説」の可能性が高いと思います

ただ小林製薬は他にも候補があると言ってますが
発表にまでは至ってません

これで思ったことは
これも他の雑菌系の毒素かも…

と推測しました

量的に「プベルル酸」が多く検出されたので
発表をこちらのみにしたかもしれません

ただそう考えると
管理に問題がある可能性がかなり高いですね

小林製薬は独自の研究所を持っていて
そこで「紅麹」研究もしています
https://research.kobayashi.co.jp/

「紅麹」他に「杜仲」「シイタケ菌糸体」などの
研究が進められています

「紅麹」の場合
小林製薬で使用している
紅麹菌はMonascus pilosus
「プベルル酸」毒素の発表される前は

「紅麹」の毒「シトリニン」では?という
ネットであふれかえっており

「紅麹」=毒
と憶測されていました

近年世界的なサプリメントになった「紅麹」ですが
一部、ヨーロッパの方で健康被害があり
ヨーロッパでは「シトリニン」の基準値を設けてます
こちらは中国産の「紅麹」で起こりうる現象です

実は日本の「紅麹」は優秀で
小林製薬の研究所が次世代シークエンサーを使用して
※次世代シークエンサー:ゲノム(遺伝子)を解析するためのもの
毒を生成しない種だと発表しています

実はこれはかなりすごいことなんです

日本では「麹」はとても大切にされました
すごく大切に過保護に守られていたので
毒素を生成しないてもよいので
毒素をつくらない種になったんだと思います

実はカビの世界では
熾烈な競争が行われており
自分の餌場を守るため
また敵から自分をまもるために
毒素を生成します

それらが私たちが使用している
抗生物質などです

多分、中国の紅麹菌は
雑菌と一緒にいる率が多かったんだと思います


今回の事件は
その研究所の落ち度というより
私は工場で紅麹を管理していた
そこの何かで雑菌が混ざったと思います
混ざっていたと考えるのは以下のものです

・菌種
・紅麹の餌(多分米)経由でそばにいた
・タンクに雑菌が残っていた
・作業過程に使う道具から菌が入った

私が思うに青カビ経由「プベルル酸」が発生した可能性から
抗生剤ペニシリンを作った種(Penicillium種)で
ある可能性が高いと思います

何かの形でタンクに入ったかもしれない

米は蒸米にして与えるので
そこでついていた雑菌は消えます
そこで「紅麹」を撒いて発酵を始めます

ただ青カビは胞子はそこらにいっぱいいます
そのために雑菌を繁殖させないようにするのが大切なのです